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もうすぐ帰国。新たな生活にちょっとドキドキ・・・・。
by lucykaren2008
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育児の壁 in UK
育児の壁 in UK_f0192113_554495.jpg


変えられるもの・変えられないもの。
変えられるものは自分自身。
変えられないものは自分以外の人間。

これは、私にとっても大きなテーマです。
他人は変えることはできないけれど、自分自身を変えることはできると、日ごろから娘にも伝えるようにはしているのですが・・・。
6歳の彼女には、そう簡単に納得してもらえるはずなどありません。
母親の私でさえも、未だにぶつかる壁なのですから。

現実の学校生活と、娘が理想とする学校生活は二つとも別の世界。
みんながお友達で、仲良し。
自分は誰からも嫌われることがなく、毎日楽しい学校生活というのが、娘の幻想のようです。
これは6歳の子供なら持って当たり前の幻想ですが、実際の生活は少し・・・いや、かなり違います。
大人の世界もそうですが、10人いれば、それぞれに考え方も違い、その10人全員に自分が好かれるのは、まずムリな話。
自分が人に嫌われることだって、現実にはあるのです。
そして、自分を嫌っている相手の考えを捻じ曲げてコントロールする力など、初めから持ち備えてなどいないと、私は思うのです。

娘に意地悪をするお友達がクラスにいますが、その子だけに焦点を当てて、一日を台無しにすることをやめるようにと毎日伝えています。
本当のお友達は、困っている時に助けてくれる人。
そして、意地悪な言動をしない人。
娘にとって、大切なお友達には同じようにしてあげるようにと話しています。

昨日の朝、学校まで自分の車で娘を送り届けました。
教室に入るまでの時間、少し離れたところで娘の様子を見ていました。
意地悪をするという子が、バスから降りて来たのを娘がみつけて、朝の挨拶をしていました。
相手の女の子は、娘の挨拶に応えることなく完全無視。
顔をプイっと横に向けて、走り去っていきました。

それまで明るかった娘の顔色が、一瞬にして曇ったのを私は見逃しませんでした。
そして、あんなに悲しそうな顔をした娘の姿を見るのは、私も初めて。
母親として本当に心が痛みました。

立ちすくむ娘に思わず大きな声で
「ルーシー!大丈夫だからね!」と叫んでいた私。
娘は大きく頷いて、教室の中に入って行きました。

その日の午後、担任の先生と面談がありました。
意地悪をするという子に英語をバカにされることや「クラスで2人だけお友達を作っても良い」「残りは私のお友達だから、あなたはグループに入ってはいけない」などの指図を受けていたことなど、ありのままを伝えました。
先生とじっくり時間をかけて色んな話をして、納得のいく解決策を見出してもらい、少しほっとして帰宅。
私も少し気が楽になりました。

それにしても、意地悪をしている子に何とかして、自分を好きになってもらおうと必死に努力する娘の姿は、恋愛のそれにも似ていると思います。

どう考えても、傍から見ると別れた方が良い彼氏。
少しの希望を捨て切れずに、どうにかして繋ぎとめようとする彼女。
悪い奴だと頭では分かっているのですが、別れられずにズルズルと関係を続ける二人。

嗚呼、人間関係って本当に複雑なのね・・・。
by lucykaren2008 | 2010-04-07 06:47 | UKライフ
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